夏服を聞きながら

2001年7月6日
二次面接に行ってまいりました。

小泉首相にちょっと似てる面接官。今日は前回の面接からちょっとグレードアップして人事の課長クラスらしい。今日も淡々と面接は始まった。

まずは他社の進行状況から。他社は今のとこ受けてないしもらった内定も辞退した。ここを落ちて他にこれはという会社もみつからなかったら大学院しか残ってない。だけどそれもちょっと経済的につらいのが現状。

次に志望部署について。もろ工学部なんだけど志望は文系職で資材のコスト管理。前回の面接から考えをじっくり固めていった結果がこれだ。首相はそれを聞いて首をひねる。部署に対する仕事のイメージの認識がずれていると言われた。

当然の流れでコスト管理を志望する理由。この前の面接通過の連絡をもらってから必死に考えてきた。自分はどの部署にいけばいいんだろう。やっぱりやりたい仕事は環境がらみのがいい。他に魅力は感じない。ここでほんと思う存分しゃべった。SEでもなくて研究でもなくて開発でもなくて。メーカーでコスト管理をしたいと思った理由。そこでなくてはいけない理由。実際のところ意見をさらっと言えたわけじゃなかった。首相と二人で考え込んだり、お互いに意見を確かめ合うようにしながら時間は流れていった。

途中、首相が「う〜ん」といいながらうつむいてしまうことが幾度となくあった。そのたびにまだまだ言い足りていないことを喋った。なんだか合否とか面接官とかいう立場とかは別として一人の人間としての首相に自分の考えが通じて欲しいという思いがあった。

「あなたのやりたい仕事についてはおおよそ理解できた。それは筋が通っているし偏った考え方をしているわけでもない。ただ問題なのはあなたがそういう仕事をできる場が今の当社にあるのかということ。あなたのいってることは企業の利益も環境も考慮しているし、ビジネスモデルとしてあるべき姿ではあるけど、今はどこの会社にしてもコストを削るだけでせいいっぱいなのが現状なわけ。そしてそんな現状にあなたの考えるようなことを導入していくのは普通に仕事をするよりも何倍も苦労するかもしれない。それでもいいのですか」

首相の最後のその言葉に、返事をするのも忘れてちょっと感動してしまった。なんだか報われた気がした。

「それでも、それが自分のやりたい仕事なんです」

そう言って面接は終わった。面接室をでると控え室にいた人事の人がドアの外にいた。あまりに長引いているのでちょっと心配になったらしい。でも自分にしてはあっという間だった。今日の面接に通っていれば次が最終。なんとなく、今日の面接に通っていれば最終も通るような気がした。なにも確証はないんだけれど。

「ただ問題なのはあなたがそういう仕事をできる場が今の当社にあるのかということ」

首相の言葉が頭の中をいったりきたりしてる。連絡は明日の午前中にくるらしい。たぶん合格者のみだと思う。電話きますように!!

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