どこまでも続くこの道をゆけば

きっといつかはきれいな草原にたどりつく

さあ早く目を閉じて思い浮かべてみなよ

どれほど冷たい風に吹かれても

どれほど激しい雨にうたれても

立ち止まらないで

それはきっと美しいことだと思うから

ロボフェスタ神奈川2001なるものがある。ロボットがらみの映画だけをいくつか上映するらしい。横須賀・相模原・川崎・横浜、とちょっとずつ時期をずらして開催される。

その上映作品がちょっとすごい。今じゃスクリーンでまず見ることのできないようなのばっかりで、しかもチケットは大人900円。なんてすばらしい催しなんだろう。色々みたいのはあるんだけど、ドラえもん・のび太と鉄人兵団は見逃せない。22にもなってドラえもんかよっ、て思われそうだけどやっぱ今みても色あせてないハズ。あとブレードランナーも見ときたいなー。

そんなこんなな朝6時。夜明けとともに眠りにつくなんて間違ってるなぁ。今日こそ歯医者…。

うっ。ひさびさの日記。

HDDを新しくしてついでにメモリーも増やしたらずいぶんと順調にノーパソは動くようになった。けど、それと相反してやばくなってるのが親知らず。親知らずが変な方向に生えてるらしく隣の奥歯をぐいぐい押さえつけてる。そのせいで奥歯のあたりの歯茎が痛くなりそして今じゃ顎まで痛くなってきた。こりゃまずい。

きょうは早起きして渋谷のパルコにいったあと東急のビルのカツサンドで有名なお店に行った。カツ丼1200円。ふだん食ってる冷麦に換算すると1週間分くらいはかるくありそうだ。午後から歯医者にいこうと思っていたので最後のごちそう。学食のみょうに噛み切れないカツ丼とはわけの違う上質な味だった。いっしょにいってた友達とともに舌鼓をうちまくる。贅沢ついでにシャーベットまで頼んでご満悦な午前中だった。

そしていったん横浜までもどってから友達と別れて帰宅。さあレッツ歯医者タイム。歯医者なんて高校のときにいって以来だ。と、そのまえにしっかり歯磨き。いつもにまして奥歯近辺がズキズキしてきた。そして保険証を手にとってでかける、前に汗くさいのもお医者さんに失礼かと思ってシャワーを浴びることにした。20分ほどで済まして髪を乾かしているうちに、みょうに眠たくなってきて自然とエアコンのスイッチがはいりベッドのうえへふらふらと…。

起きたら夜の11時だった。

ううむ。気を取り直して、近所でねらってるコンビニに足を伸ばしてみた。夜勤のバイトをはじめようかと思って。前もオープンではいって夜勤バイトしてたんだけど半年でそこは閉店してしまった。コンビニで夜勤をするにあたって肝心なのは場所と人だ。

まず場所は家から近すぎても遠すぎてもいけない。ふだんから行くようなコンビニで働いてしまうと、そこをやめてから行きづらくて困ってしまう。だから普段はあまり使わないような距離にありつつ遠すぎないところがいい。

もうひとつ問題があって、人。夜勤だと一人のところと二人のところがある。それは一長一短で、一人だと人恋しくなったり仕事が大変な場合もあるけど自分のペースで時間をすごせて気楽でもある。二人で夜勤というのも相手次第だ。同年代の学生となら一人よりぜんぜんいいんだけど、今日視察にいくと二日前とおなじ30くらいの人がレジに立っていて、もうひとりは若者が本を並べていた。おそらくこの年配のほうはオーナーであろう。人件費をうかせるために夜は毎晩はいっているものと思われる。コンビニの経営者というのは基本的にとても激務なので肉体的にも精神的にもまいってる人が多い。廃棄の弁当も食べさせてくれないかもしれないし…。といわけでここはやめとこう。またどっか具合いいとこを探さねば…。

とか書いてたらまた奥歯のへんがズキズキしてきた。今日こそは歯医者に行かねば。ハァ・・・。

サバイバーを見ながらパソコンを起動。
すんごい音がハードディスクからしてくる。
だましだまし使ってたけどもうそろそろダメみたい。交換しなくては。

ノート用のハードディスクはディスクの径が2.5インチで3.5インチのデスクトップ用とは別物。しかもそのなかでも厚みにはいくつか種類があって12.5mmとか9.5mm等がある。今のより厚いのを選んでしまうときちんと収納できないかもしれないので注意して選ばないといけない。それさえ気をつければ大体のものは使えるはずだけど、今使ってるパソコンの純正ハードディスクはIBM製だから気分的に他のメーカーにしたい。けどハードディスクではIBMがトップシェアを占めているのも事実だ。

↑偉そうに書きつつもさきほどネットで検索して5分たらずで得た情報。ううむ便利な時代だなぁ。

とまあパソコン使えないとなんとなく困るような気もするのでなんとかしないといけない。けど、ここ最近どうしてもDVDデッキとコンポが欲しくてたまらない。DVDデッキは新品で買うとして、コンポは妥協して中古で適当なのにする。それでもハードディスクなんて買ってる余裕なんてないんだよね。でもはやくDVDデッキをコンポにつなげてAJICOのライブ版DVDを見たいのです。いまのモノラルテレビの音質じゃどうもねぇ。ふだん映画とかみてるぶんにはそれほど物足りなくは無いんだけど、人んちでブランキーのライブのDVD見てたらすっごい写りも音もよくてあっさり影響されちゃった。

ううむ。来週のサバイバーがえらい気になる。いったいどうなるんだろう…。はあ、お腹減った。先週の実家くらしとはうって変わって毎晩ひやむぎ食べてる毎日です。

アニキのパソコンはケーブル接続。
いちいちダイヤルアップもしなくていいし
めっちゃ速くて快適。。。

きょうは昼過ぎからムービックス倉敷に映画を見に行く。狙いは千と千尋だったんだけど完売。で、しかたなく時間の近かったジェラシックパーク3を見ることにした。

もう見慣れた感はあるけどCGで描かれた恐竜は本物みたい。というより本物よりリアルに恐竜のイメージをつかんでる気がする。けど映画そのものはなんの山場を迎えることもなく淡々と話しはすすみやがて終幕。つまらないわけじゃないけど物足りない。おとついに横浜の名画座で1200円でみた非・バランスのほうが映画を見た後の満足感というかお金を払ったことに対して断然納得できた。あれで1500円は高い。せいぜい500円くらいが妥当な感じ。

夕方からゲーセンいってカラオケいって帰宅。明日は同窓会の日だ。楽しみだなっ。

実家です。
アニキのパソコンからひっそりと書いてます。

朝4時半に家を出て、着いたのは午後6時。途中休憩は名古屋でみそカツ食べただけでほぼ12時間電車にのってたわけだけど、意外とつらくなかったというのが正直な感想。昨晩ほとんど寝ないで電車のなかで寝っぱなしだったからかあまり時間を感じなかった。とはいっても一人じゃつらかったと思うけど。

途中、浜松の駅で混雑した駅のホームを乗りかえのためにさっさ歩きしてたら、メガネをふと落としてしまった。「しまった」と思って振り返ると、自分以上に「しまった」って顔をしてた少年がぐんにゃり曲がったフレームと外れたレンズをもって「すいません」と言ってトマソン的遺物を差し出してきた。おおよくみりゃこれは自分のメガネじゃんか、と少なからずショックだったけどまあ落としたのは自分だし「ゴメンね」となんとなくあやまり返してその場を後にした。ううむ、せっかく18切符で旅費を浮かしたのにメガネのぶんであからさまにマイナスになってしまった。うはぁ。まあ幾度となく部屋のなかでフレームをふみつけて修正に修正を重ねてたからそろそろ限界の感はあったし。新しいのを探すとしよう。

しかしながら、岡山に戻ってきて電車のなかで岡山弁を耳にするとみょうに落ち着いてしまう。けど、いっしょに帰ってきた関東組の友達とともにあさっての同窓会でも標準語でどこまで通せるか挑戦してみよう、ってはなしに。

そういえば高校のとき、都内の大学に通ってた先生が「東京では男の子も、〜だよ、とか、〜だよね、というふうに話してます」といった瞬間にクラス中で「気持ちわりぃ〜」って騒いでたなぁ。まさか自分もそんな気持ち悪い言葉を使うようになるとはなぁ。

アニキが帰ってくる前に、そろそろ退散しなきゃ…。
悲しき弟の習性。

今日で学校はおしまい。
午前中にひとしあげして午後からは秋の研究室対抗ソフトボールにむけての練習。夕方から今は群馬にいる地元の友達と渋谷で映画。そして明日の始発で人生でおそらく最初で最後の青春18切符での横浜から岡山まで帰省に挑戦なのです。

22才にもなって青春なんて銘打った切符を使うのは気恥ずかしいものだけど、まあ学生なのも今年までだしいっかな、って。この日のためにヤフーオークションで使い古しの18切符を仕入れておいたし。一人あたま3000円もしないけどかかる時間は朝から夜までずっと。横浜あたりからだと鈍行1日でいける限界は広島だそうな。ってことはちょっと時間に余裕あるんだったらどっかで寄り道したいな。まだ未踏の地である大阪あたりに行ってみたいところ。なんか名産のうまくてやすいものとか食べたいなー。

最近みょうにエンゲル係数が高い。昼間になると研究室のみんなでラーメン屋めぐり。そんでもってここは味が濃いだの薄いだの油がちょっとだの議論しつつ長い昼休み。以外とラーメンって高いんだよね。最近は中島屋のキャベツラーメンがどうにも気に入ってしまって仕方ないです。なんでラーメンにキャベツが…とはじめてメニューを目にしたときは恐怖におののいたものだけど、キャベツの食感にスープのしみこみ具合が絶妙！！そして夜は夜でみんなでどっかに食べに行ってしまうので財布のほうはすっからかんに。また横浜に帰ってきたら近くにサンクスで夜勤をはじめるつもり。体はきついけど今のうちにさんざん遊んでおかないと…。ん、研究室？…ハァ。

まあそんなことはさておき、地元に帰ったら小学校の同窓会があるので楽しみ。ひさびさにまったりしてこよっと。

朝5時から学校です。
とうぜん門は閉まってます。
せーのって感じで門を乗り越えます。
そして研究室へ。
あはは。
なんだかものすごく研究熱心な気もするけど
昼間は暑くてやる気にならないから
イスみっつ並べて昼寝してばっか。
無駄にながいこと研究室にいる毎日。
今からシャワー浴びて行かなくちゃ。

まだ夏休みはこない。

誰もいない砂浜。
真っ黒な海の底。
海草のびっしり生える岩肌。
沖合いをいく貨物船。
打ち寄せる波。

サンダルを脱いでいっきに砂浜へ向かう
ヤケドしそうなくらい太陽の光を吸い込んだ
浜辺の砂にたじろぎながら
足早に海水へととびこめば
一瞬の冷たさの後に感じる
海との一体感
波間に浮かんで空を眺めれば
どこまでもはてしない空色が続く

むかしはよく瀬戸内海の島へとフェリーでいったものだ。海水浴でにぎわう島もあれば誰も人の気配をみじんも感じさせないような島だってある。ここ最近はいってないのだけど、湘南だとかの海にいくたびに故郷の海がなつかしくなる。

で、いつになったら夏休みがもらえるんですか、先生…。

サバイバーが帰ってきた！！

去年のテスト期間中のこと、深夜になんとなくテレビをつけっぱにしながら勉強してた。画面はちらちら見る程度。

勉強→勉強→テレビ→勉強→勉強

それがいつのまにか

テレビ→テレビ→テレビ→テレビ

という有様に。どんな番組かというと無人島に何人かがやってきて、みんなで一人づつ失格者を決めていって最後まで残った人が賞金100万ドルを手にするという電波少年みたいなアメリカの番組。これがテスト前だってせいもあったのかみょうにおもしろくって毎晩見てた。勉強そっちのけ。単位もそっちのけ。

それが先週から金曜の深夜にサバイバー2が放送されはじめたというわけで、これはほうっておけません。でもなんかまだいまいちおもしろくない気もするけど今後も目が放せません。

パソコンもなぜか調子を取り戻して、最近の映画館とか人気作とか混み具合についてだらだらと日記を書いてました。考え考えで書いてて、あらかた書き終わったところで突然電源が落ちる！！なんだやっぱり壊れてたのかと思ったら、おとついくらいの雷がすごかったときにノーパソのコンセントを抜いてたのを思い出したわけで。ノーパソの起動から1時間ちょっと過ぎた時点でバッテリーが力尽きた模様…。はぁ、けっこう気合い入れて書いてたのに。くやしいので一言。

僕のバイト先の映画館は日本でベスト5に入る動員数を誇ります！！

なのにオープニングではいって2年がたっても自給は据え置き交通費もいまだナシ。ケチすぎです。ちょっとは待遇改善してほしい…。

パソコンを起動させるとものすごい異音がする。ふつうハードディスクはカリカリと音をたてるもんだけど、カキ氷を自分でつくってる時みたいにゴリゴリって音がして、たいていはファイルが壊れていますといういや〜なメッセージがでたりするし。まあそれでも何回か繰り返すうちに起動はできてるんだけど、いまのうちにバックアップとっとかねば。は〜、ノートのハードディスクって高いんだよね…。ってまたフリーズしそうなのでこれくらいで。

通帳の
残高やばい
家賃ナシ

今まで情緒不安定気味だったためか、みょうに電話代が高い。しかもほとんどバイトにも入ってないし、自炊する元気もなくコンビニ弁当買いすぎ。そりゃお金も無くなるなって感じの月末。すでに口座の残高が家賃の金額を下回ってる。とうとうJCBキャッシングの出番かな。

最近になって携帯ではなしててもまったく時間なんて気にしなくなったなぁ、そういえば。それにパソコンをつなげるのは夜の11時になってからが基本なんだけど、今までは何かとメールチェックしたりして昼間っからちょこちょこつなげてたし。積もり積もって電話代が…。ハァ。

今日、ハガキを40枚買いに行った。夏にやる小学校の同窓会の告知をするためので、夜になってからワードでかちゃかちゃ打つ。完成したらICQで地元の友達に文章みてもらってから、だーって印刷した。これからひたすら宛名書きが待ってる。全2クラスで人数少ないのがせめてもの救いだなぁ。こじんまりとしててみんなまだ仲いいし。

色々やりたいことあるのに、お金なくってできないでいるのってすごいもったいない。う〜む、働かなきゃ。

新しい携帯が我が家にやってきました。ノキアブランドの新端末。機種変更で2万円近くした。シャープの新しいのとどっちにしようか悩んでたのだけど、シャープのだと2万7000円もしてしまうので断念。今使ってるのが1年以上たってればもうちょっと安かったんだろうけど。

そんなわけでJ−NM01ですが、久々のノキアのJフォン端末。そのわりに中身はサンヨー製で外見だけノキア。ちょっとへこたれそうになったけど、ノキアユーザーの心がまえはなにがなんではデザイン重視なのです（多分）。

とかいいつつもどうにも文字の打ちにくさには我慢がなりません。今までより断然メール打ちにくい。ひとつひとつのキーの間隔が広いし、よく使う濁点のキーがみょうに離れたところにあるし。なんだかメールうつときにカチャカチャ音がして微妙にうるさいような気もするし。操作性もちょっとイマイチな感じ。前つかってたシャープのやつはずいぶんと使い心地よかっただけになぁ。

でも結論をいうとノキアって素敵です。なんだかんだいってかっこいいし。あんまり周りに使っている人もいない事だし、大切につかおっと。

同じ研究室の友達の家でお好み焼きを食べてきました。
いったい一人頭何人分食べたのかわからないほどの大量のお好み焼きが各人の胃袋にがっちり収納。そのあとビール飲んでみんなのゴルフやって。

ふだんの平日の夜だと遊んでてもちょっとゆううつな感じがするけど、うちの研究室の先生は明日まで学会でお留守。これみよがしに羽をのばしまくってる感じなんです。当然そのしわ寄せが水曜以降にくるのはわかってるんだけど。

研究室のほかの4年生は一人就職でもう二人が進学。その二人は大学院の試験がせまるにつれて「やっぱ就職しとけばよかったなー」とかいってるけど、ちょっと前までは「大学院にいけばなんだかんだいってあと2年は学生だからな」とかいってたのに。まあ試験が終るまでのつかのまの就職組の優越感といったところかなぁ。

今週の金曜日はみなとみらいの花火の日。うーんどうしよっかなぁ。

3月29日。この日記を書き始めた。

あまり周りに就職活動してる友達もいなくて、この日記を通して就職活動のつらさだとかちょっとした喜びを共有できたのは自分のなかでとても支えになったと思う。

そして今日。

学校にもいかずただただ電話が鳴るのを待ってた。待ち望んでいた電話がついに…。

心底嬉しい。やっと報われた。あきらめなくて良かった。

これで就職活動、おしまい。

最終面接、開始。

人事部長のお出まし。今回の面接官は特に誰にも似てなかった。今までの面接でいってきたことの再確認みたいな面接。多少つっこまれるものの全然厳しさは感じない。あっけなく面接は終りそうな雰囲気。

「では質問があればどうぞ。他にアピールし足りないことがあればそれでもかまいません」

このままじゃ帰れないやともう一押し。

「うむ」

一言うなづく面接官。で、終わり。

最終面接、終了。

ぽけーっとしながら帰る。なんていうか、なんだろう。得意の被害妄想を発揮させるならば不合格を前提にした体裁だけの面接みたいな。こいつどうせ言うことわかってるしうざいし適当に面接終らせようぜ、次ぎあるしさ。…いや、さすがに言いすぎか。ならば逆の発想。合格を前提とした面接。この人はもう十分すぎるほど優秀みたいだし内定はほぼ確定だし軽めにしとくか。…そんな最終面接あるわけなし。

なんだか肩透かしをくらったような面接。まあいちおうとんでもない失敗をしたわけでもないし、これでいいのかな…？連絡は今週中に通ってれば電話。ダメならメールということ。明日からは恐ろしくてメールチェックできなくなりそうだ。もちろん携帯は肌身離さず。結果がきたら、ここで一区切りつけて新しい携帯を買いに行こう。受かってれば機種変更で、ダメなら新規にしよう。

来週になっても番号がかわってない自分であって欲しい。ふと思い出した、携帯が壊れる直前にきたメール。

みんな、ハッピーだったらいいのにね。

メール見て思わず笑っちゃったけど、ほんとうにそうなれば、いいなぁ…。

朝からゼミ。気分は上の空で何度も壊れかけの携帯を覗き見てた。

9時30分。

9時45分。

9時50分。

9時55分。

10時。

10時5分。

10時15分。

…そして10時21分。

マナーモードにしておいた携帯が机の上で震え出した。

「会社からかもしれないのですみません」

先生にそういって返事を聞く前に部屋の外に飛び出した。面接の控え室にいた若手の人事の人からだった。

面接通過。

嬉しい。一人研究室のベランダで小さくこぶしを握った。今まで、選考中の会社にこんなにも惚れてしまったことはなかった。ここに行きたい。もう他には考えられない。

今までは別になんとも思ってなかったのに話していくうちにどんどん好きになっていった女の子。

そんな感じかもしれない。両想いになりたい！！

二次面接に行ってまいりました。

小泉首相にちょっと似てる面接官。今日は前回の面接からちょっとグレードアップして人事の課長クラスらしい。今日も淡々と面接は始まった。

まずは他社の進行状況から。他社は今のとこ受けてないしもらった内定も辞退した。ここを落ちて他にこれはという会社もみつからなかったら大学院しか残ってない。だけどそれもちょっと経済的につらいのが現状。

次に志望部署について。もろ工学部なんだけど志望は文系職で資材のコスト管理。前回の面接から考えをじっくり固めていった結果がこれだ。首相はそれを聞いて首をひねる。部署に対する仕事のイメージの認識がずれていると言われた。

当然の流れでコスト管理を志望する理由。この前の面接通過の連絡をもらってから必死に考えてきた。自分はどの部署にいけばいいんだろう。やっぱりやりたい仕事は環境がらみのがいい。他に魅力は感じない。ここでほんと思う存分しゃべった。SEでもなくて研究でもなくて開発でもなくて。メーカーでコスト管理をしたいと思った理由。そこでなくてはいけない理由。実際のところ意見をさらっと言えたわけじゃなかった。首相と二人で考え込んだり、お互いに意見を確かめ合うようにしながら時間は流れていった。

途中、首相が「う〜ん」といいながらうつむいてしまうことが幾度となくあった。そのたびにまだまだ言い足りていないことを喋った。なんだか合否とか面接官とかいう立場とかは別として一人の人間としての首相に自分の考えが通じて欲しいという思いがあった。

「あなたのやりたい仕事についてはおおよそ理解できた。それは筋が通っているし偏った考え方をしているわけでもない。ただ問題なのはあなたがそういう仕事をできる場が今の当社にあるのかということ。あなたのいってることは企業の利益も環境も考慮しているし、ビジネスモデルとしてあるべき姿ではあるけど、今はどこの会社にしてもコストを削るだけでせいいっぱいなのが現状なわけ。そしてそんな現状にあなたの考えるようなことを導入していくのは普通に仕事をするよりも何倍も苦労するかもしれない。それでもいいのですか」

首相の最後のその言葉に、返事をするのも忘れてちょっと感動してしまった。なんだか報われた気がした。

「それでも、それが自分のやりたい仕事なんです」

そう言って面接は終わった。面接室をでると控え室にいた人事の人がドアの外にいた。あまりに長引いているのでちょっと心配になったらしい。でも自分にしてはあっという間だった。今日の面接に通っていれば次が最終。なんとなく、今日の面接に通っていれば最終も通るような気がした。なにも確証はないんだけれど。

「ただ問題なのはあなたがそういう仕事をできる場が今の当社にあるのかということ」

首相の言葉が頭の中をいったりきたりしてる。連絡は明日の午前中にくるらしい。たぶん合格者のみだと思う。電話きますように！！

携帯の音で目が覚める。
ビデオの時計をみると10時40分。
研究室には10時には行かなきゃいけないのであっさり遅刻決定。げげ、どうしよ。ふと我にかえって相変わらず鳴り続ける携帯を手にとる。ほんの一部分しかうつってない携帯の液晶。電話がかかってきても番号がちょろっと読み取れるくらいで、メモリーに入れてる名前が表示される液晶中央部はまっくらな有様。あまり期待せずに眠い目をごしごしこすりながら携帯を見入る。するといつもの着信とは違う感じで番号が表示されるところに文字が出ていた。かすかに読み取れたその文字は…。

…非？

だれ。そんな名前の知り合いなんていないはず…。

あ、もしかして非通知…？。

というわけで学校を寝坊したかいあってこの間の面接通過の連絡がきました。次の面接はあさっての木曜日。ずいぶんと良い目覚めで一日がはじまったものです。おし、ちょい気合いいれてこうじゃないか。そう決意を新たにしつつ再び眠りに…落ちる前にいかんいかんとなんとかベッドに倒れこんだ体を起き上がらせて学校へゆきました。

就職決まった研究室の先輩が夏に向けてやせたいなぁといってたので、毎日リクルートスーツを着て学校にくることをおすすめしておきました。そうすればたっぷりと汗もかいてずいぶんと痩せられそうなもんだけどね。そうして世の中にリクスーダイエットが流行ればこの時期にリクスー着てても違和感なく電車にものれてありがたいのに。って多分考えすぎなんだろうけど、リクスー着て街中歩くのって7月にもなるとさすがにちょっとつらいんだよね。

「うわっまだ就活やってるよ、かわいそ」
「まだ内定ないのかしら、悲惨ねー」
「暑い中ごくろうさんだね。まあオレは銀行内定だけどさ」

とかって人とすれ違うたびにかってに被害妄想な感じの最近です。たまにリクスー姿の若者とすれ違うと「君もかぁ。大変だなぁ」って思わず握手ものです。（心の中で）

就職協定に「7月から就活もころもがえ」って決まり作ってくれないかなぁ。まあぼちぼちやろっと。

合格発表を終えて大学生になろうとしていたころ。なんでかよくわからないけど、ぼろアパートというものに憧れていたふしがあった。階段をかんかんと音をたてながら登っていき、通路の奥にあたる角部屋のドアを開ける。少々たてつけが悪くなっていて軽くキックしながら鍵をまわさないとドアは開かない。木造のゆうに20年はこえているアパートだけど、間取りはけっこう広くて台所もしっかりとある上に家賃もそれなりに安い。そんなアパート生活を夢見ていた。

そして、幸か不幸か理想どおりのアパートがみつかってしまった。大学生協のアパート斡旋コーナー目指して岡山から横浜まで一人新幹線にのったあの日。なかなかよさげなアパートをみつけ不動産屋に連絡をとってもらった横浜での一人暮らしに胸をときめかせていた自分。待てども待てども不動産屋はやってこず、やがて生協も閉まろうかというころにやってきた不動産屋のはげ親父。ずいぶんと待った割にはかなりしょぼかったアパート。どうしても納得できなくて、はげ親父の口車にのってたまるものかとそこは断るも、日も落ちゆくなかどうしたものかと途方にくれた横浜の地よ。

それから横浜駅までいって電話ボックスに入ってタウンページでビジネスホテルに電話して。地図が書いてあったそのページを引き破ったもののなかなかたどりつけなくて。いかがわしいお店の前をどうしても通れなくてかなり遠回りしたり。朝起きてうどん屋にいったらあまりにまずくってほとんど残して再び大学へ。

後期試験

そう書いてあった看板。列を作る受験生。前期試験の時にもいた電報屋のうさんくさいあんちゃん。それにひっかかていた気の毒な受験生たち。閉まっていた生協。またも途方にくれる自分。

しばらくしてはらはらどきどきしつつも不動産屋をみつけて勇気をしぼって「あの〜部屋を探してるんですけど」たったそれだけのことなんだけど、どうしようもなく緊張した。そうしてみつけたアパートは見た目はぱっとしなかったのに中にはいるととても広くて。速攻で決めた自分に不動産屋のお姉さんは「ほんとにここでいいのね？」と心配そうに聞いてたな。

そうして決めたアパート。どんなに清潔にして天井伝いに隣からやってくるゴキブリ。毎晩響きわたる一階の住人のいびき。週末になると皿の割れる音とともに絶叫しながら恋人と喧嘩する一部屋むこうのOL。色々ありながらも過ごした2年間。

そして今。軽量鉄骨でユニットバスでちっさな台所しかないふつうのアパート。あぁ満足。普通がいちばんこのうえなし。